12.12.12

DSC-RX1のRAWから。

SONYのDSC-RX1を使用開始したわけですが、ブログを見てくださっているmarbeeさんが、RAWで見るとどんな感じが気にされているようでしたので、比較用に記事を書きます。

設定は、ISO50・F16・1/80s
結構絞ってますが、絞り過ぎて回折の影響というのは、軽微に感じます。(他の絞り値でも撮影して比較した印象)

■まずは、カメラJPEG

ホワイトバランス:オート
クリエイティブスタイル(カラーモード的なもの):スタンダード
DRO(階調補正):オフ
周辺減光・倍率色収差・歪曲等:全てオート補正
シャープネス:標準(いじってない)
ノイズリダクション:標準(いじってない)

とこんな感じ。


■次に、純正RAW現像ソフトから、いろいろカットして生成したJPEG


ホワイトバランス:太陽光
クリエイティブスタイル(カラーモード的なもの):スタンダード
DRO(階調補正):オフ
周辺減光・倍率色収差・歪曲等:全てオフ
シャープネス:オフ
ノイズリダクション:オフ


こんな感じです。
ホワイトバランスで印象は変わっていますが、そこら辺は脳内補完してください。


■拡大比較(100%、左がカメラJPEG/右がRAWから)

大きく掲載する為にブログの枠からはみ出ました(笑)

中央


左上


右上


左下


右下

パッと見て、カメラJPEGのシャープさに目が行きがちかもしれませんが、RAWからの方もしっかりしていると思います。
カメラJPEGは、周辺減光・倍率色収差・歪曲収差等を良好に補正しているし、シャープネスも程良くかけていると感じます。

いや。でも安心しました。
RAWで補正類をカットしてみて、「こんなもんだよな」と(笑)
カメラJPEGの方は、買う前の私の予想よりもパキッとし過ぎていて、これがレンズだけの力だとしたら、私の中のツアイス印のイメージが変わっちゃうかもと思ってました。
と言っても、私なんかSAL1635Zしか持ってないので、私のツアイス印の印象なんてそれに依存しているだけですが(笑)

拡大して「バキバキ解像してスゲー!」っていうのは別のレンズの役割で、私が求めてたのはそれではないです。全画面からなんか不思議に色気あるトーンが発揮できる事を期待しています。
それは、まだ判断できない程しか撮影していないので、あとで機会があれば。

■オマケ

参考になるかならないか(笑)
以前撮影したストックの中から似た写真を選んできました。
一応、同様に拡大表示(100%)
SD1Merrill + SIGMA 18-250mmF3.5-6.3DcMacroOsHsm
18mm広角端(27mm相当)、ISO200、F11、1/125s
高倍率ズームだし27mm相当だし、あまりいじめちゃ可哀そうですかね。

中央

左上

右上

まだあります。
A900のカメラJPEGがどれだけ色ノイズまみれかを見て頂きましょう。
ちょっと古い曇ったレンズだったかと思うので、解像うんぬんではなく、黒い部分に載った色ノイズの多さを見て頂ければと。
ちなみに35mm、ISO200(ベース感度)、F3.5(開放)、1/5000sです。
A900を持っていて満足してはいますが、きっとA99を買ってしまったらA900の出番はないんだろうな。
そう思わせるノイズの嵐(笑)
時の流れは残酷でした。