9.10.12

【モニター記】SIGMA18-250mmF3.5-6.3DcMacroOsHsm #2「Macroチェック編」

***はじめにお読みください***
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シリーズ記事
#1「到着&外観チェック編」
#2「Macroチェック編」
#3「作例」
#4「お台場旅行1日目」
#5「お台場旅行2日目」
#6「沖縄旅行1日目」

前回に引き続き、室内でのチェックです。
この新18-250mmですが、商品名にMacroの文字が入ったという事で、旧型に比べ10cmも接近できるようになり、仕様上では最短撮影距離35cmを達成しています。

とりあえず、仕様の35cmにミニカーを置いてみました。
「ん?」

もっと寄れました。
実測30cmくらいまで寄れます。
35cm以下って、考えてみると、標準ズームとかと同じレベルの接近性能ですね。
50cmから45cmというのがよくあるスペックですが、これだと、懐に潜り込まれたときに成す術がないのですが、35cm以下となると、体を逃がさなくても捉える事ができます。
これは画期的ですね!


続いて、最短撮影距離付近で画角のチェックです。

  18mm広角端では、なかなかの樽具合ですね(笑)
望遠端250mmです。
さすがに周辺はイマイチ感があるのですが、それでも旧型のボヤボヤ感に比べればマシですね。

でも待てよ。

パッと見て、全然250mm(換算375mm)もないだろうと感じるわけです。
18mmの画像と比べてみると分かるのですが、18mmの画像で横幅に写っているのは約42.5cm。
250mmの方の画像で写っているのは約8cm。5.3倍程度のズーム比です。

18mmを仮に信用するなら

18mm x 5.3倍 = 95.4mm

実測は100mm以下という事になります。
予想はしていましたので、やはりといった感じですね。
ファインダを覗きながらピントリングを無限遠~最短で行き来させると、画角が急激に変わる事が確認できます。
望遠マクロを期待して買うと、肩透かしを食らうので注意ですね(笑)
90~100mmといえば、マクロのひとつの定番なので、似たような画角で撮影できると思えば、悪くないとは思います。(開放F6.3になるので、それ程ボケませんが。)


ちなみに、望遠端でギリギリ寄れるところまで寄った場合の、被写体との位置関係は下の写真のようになります。

そのときに、F値を変えながら、背景ボケをチェックしました。
ミニカーの後ろに、キラキラ反射するストラップを置いているだけの雑チェックです。

F6.3(開放)ではこんな感じ、周辺では円ボケにならず欠けていますね。

F8でも円形を保っています。(円形絞り、7枚羽根)
それでも周辺は一部が欠けます。

F11では、さすがに少し欠けてきます。
でも、周辺でもボケの形は一緒ですね。F8からF11の間にバランスのとれた部分があるかもしれませんね。

F16では、カクカクです。

F22(最大絞り)ではこんな感じです。


以上、「Macroチェック編」でした。
実測では30cm程度まで寄れるという、うれしい誤算がありました。
ただし、望遠端で接近すると、画角が急激に変化することには注意した方が良さそうです。
ボケについては、円形絞りの効果はしっかり出ていて、多少の絞り込みでは円形を保てます。


簡易的な室内チェックでしたが、多少特性をつかんだので、休日には早速外に持ち出して撮影しまくりたいと思います。
次回はどんなテーマにするかは未定ですが、まともな作例が出せるようがんばります。